フジテレビ辞めて、台湾でアイドルを目指したボク。

2020年に人生の映画化を目指して、日常を書き連ねています。

2月13日 ナニモノ

○近所のパチンコ屋 

   家の近くのパチンコ屋の前を通り過ぎる。

   焼きそば100円の文字。

 

ボク「これ、1個100円ですか?」

店員「そうすよぉ!!今、1個ならすぐ出せますよ!!!」

 

   ぼそぼそとお礼を言いながら 、焼きそばを手にするボク。

 

威勢のいい店員さん。すっかり引きこもりのせいで、口が全然回らなかった。

彼はボクを見て何を思っただろう?サンダルで、ひげを伸ばした引きこもりニートとでも思っただろうか。

いや、今置かれている状況はまさにその通りなのだが。。。

 

○自宅

   焼きそばを勢いよく食べるボク。

 

ボク「もう14時か…」

 

ふいに独り言が口をついた。

こんなドラマの登場人物のような平凡な独り言をつぶやくほど、

僕は誰とも喋らなくなっていた。

これも会社を辞めて恐れていたひとつなのだ。

 

 

   コンビニで買った、しそおにぎりを頬張る。

 

ボク「これ、失敗だな…」

 

また独り言だ 。

 

○自宅(夕方)

 

   玄関のドアを開けるボク

 

雨の匂いがする。

ああ、そういえば今日は雨が降る日なんだ。

天気なんか気にも留めていなかった。

そういえば今日は金曜日。

今まであんなに楽しみにしていた、金曜日の夜だったんだ。

幸せは相対的に生まれるとして、

僕はこの金曜日を取り留めもない1日としてしかカウントできなくなってしまった。

 

松屋

 

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   つゆだくの牛丼と生卵を目の前にする。

 

でも、それでいい。

それがいいんだ。

金曜の夜を楽しみに生きるなんて、

しがらみの中で無理矢理編み出した楽しみでしかないのだ。

 

 

○(回想)高校時代

 

高校生のころ、

「数学の授業って意外と楽しいかも」って無理矢理思ってたのとまったく一緒。

今は、数式を見るだけでも虫唾が走る。だって、楽しいわけないんだから。

でもそうやって思い込ませる事にちゃんと成功すれば、「楽しい」は成立するのかもしれない。

 

ボクの場合、会社では失敗に終わったけど。

 

 

      Instagram用に牛丼の写真を撮るボク。

   シャッター音に反応し、隣のサラリーマンが不審な目でこっちを見る。

 

 

ボクは今、何者なんだろうか。

 

 

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※そんなに思い悩んでいません。

 

 

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三原慧悟 Mihara Keigo